柱体を使ったブーリアン演算 : 「交差」の造形
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概要
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デザインのラフモデルの製作手法から出発して、発泡スチロールを素材にニクロム線カッターを工夫しながら多くのオブジェを制作してきた。この間、柱体の重要さと有効性に気付いた。ブーリアンという呼称を知らないまま、集合論の概念を持った造形ソフトがあるはずと長年探していていが、この概念を装備したパソコンソフト「FORM-Z」(商標)を1996年に知ることになる。そこで今回、今まで、発泡スチロールや放電ワイヤーカットで試作したものをパソコン上で立体化し、ブーリアン演算のうち、「交差」の造形をとりあげ、この可能性を示すことにした。柱体を使ったこの造形概念自体の新鮮さと合わせて、筆者の造形の独自性を示す。
- 日本デザイン学会の論文
- 1998-03-30