文書館所在情報の状況調査
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概要
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文化施設の中ではマイナーといわれる文書館に関し、その所在がわかる情報が実際に一般社会の中でどう流通し、存在しているかを検証した。所在がわかる情報として、一般情報源では地図、電話帳、ホームページを、専門情報源では各種の施設案内をとりあげ、都道府県文書館を対象として、各館がそれらの情報源に掲載されているか確認した。地図や電話帳のタウンページでは、5〜6割の館が掲載され、館側が提供する情報であるホームページを掲示している館は6割である。施設案内を目的とする情報源では、完全掲載されている情報源がある一方、一部の館しか掲載されていない情報源とがある。後者は情報の収録の方法によってばらつきが著しい。全体としては不完全な掲載状況にあり、問題点として文書館の施設としてのジャンルが定着していないこと等があると考えられる。
- 記録管理学会の論文
- 2000-03-15