情報公開時代における地方自治体の文書管理と史料保存の課題
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概要
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情報公開法の施行を目前に控え、地方自治体にとってもその対応が急務となっている。本論では、まず情報公開法の内容について、地方自治体の文書事務に関わる諸点について条文を示して検討した。また対応の前提として地方自治体での文書管理の現状を、神奈川県藤沢市での例と益田宏明『情報公開の現状と課題』から示し、情報公開との関連で『文書管理通信』による文書管理実態アンケートからその実態を見た。さらに行政文書を含む近現代史料の保存について、阪神淡路大震災時の史料調査と終戦時の文書廃棄を例に検討し、行政記録と歴史資料との関係について触れ、兩者を含んだ史料保存施設としての文書館設置の必要性を説き、その課題について考察した。
- 記録管理学会の論文
- 2000-03-15
著者
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