史料を扱う者が、業務の対象である史料についての知識を持つことは望ましいことである。しかし、史料を用いて著作物を作成する時のような読み方が必要なのだろうか。ここでは、全文を解読する読み方を「内容再構成型読み」と名付け、それ以外の読み方として「内容把握型読み」を提案する。また、史料を読む際に障壁となるのはどのようなものなのか、それを乗り越えるにはどうしたらいいのか、についての対策案を示す。
文教大学湘南図書館