産業看護職に対する事業所の期待
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概要
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産業看護職に対する事業所の期待を探るために,関東および関西地区の282事業所を対象にした自記式調査票による郵送調査を1998年に実施した.研究の目的は産業看護職への事業所の期待と事業所の特性による違いを明らかにすることである.149通の回答が得られ,138通を分析対象とした.結果は以下のとおりである.1.看護職が専門外の業務に関与することや,組織優先に対しては事業所がそれらを期待している状況が示唆された.2.産業保健活動における事業所の期待は全体的には高かったが,作業・環境分野では低かった.3.個別の事後指導,生活習慣病予防のための健康教育および健康の保持増進のための健康教育,労働に起因する健康障害予防教育,労災防止のための安全衛生教育などで,事業所の規模による違いがみられた.(産衛誌2003 ; 45 : 50-56)
- 社団法人日本産業衛生学会の論文
- 2003-03-20
著者
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