ペンローズ・パターンを題材にしたパターン・デザイン研究(II)
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概要
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本研究は、科学者ペン口ーズが発見したペン口ーズ・パターンを題材に、パターン・デザインのあらたな展開を模索したものである。本研究ではペン口ーズが提示した以外の組み合わせ条件に焦点をあてた。その際、まずは組み合わせ条件の全体像を把握し、分類化をこころみた。ペン口ーズ・パターンにおいては"2種のべクトル表記"および"裏返しなし"が条件になっているが、本研究ではそれを"1種のべクトル表記"および"裏返しあり"とした場合の組み合わせ条件を探った。その結果、多くのユニークな組み合わせ条件を提示することができた。同時にあらたな非周期的パターンを示唆することができた。また前縞ではM.C.エッシャーが制作したエッシャー・パターンへの図形変換方法および作例を提示したが、本縞においても引き続きエッシャー・パターンへの図形変換をこころみた。本研究を通して、パターン・デザインの奥行きと可能性を確認することができた。
- 日本デザイン学会の論文
- 2005-01-31
著者
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