財団法人国際デザイン交流協会の果した役割 : 我が国におけるデザインの国際交流・協力体制の確立
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概要
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本報告は、戦後における我が国のデザイン政策の中で、デザインを通じての国際交流・協力についての歴史的変遷を、その政策実行機関である財団法人国際デザイン交流協会及び同協会のアジア太平洋デザイン交流センターの設立経緯、趣旨、事業概要に焦点を当て報告するものである。デザイン政策は、変化する国際経済、企業活動、消費生活等さまざまな観点からデザインの活用や課題について策定されてきた。その中で国際交流・協力については、国際社会での我が国の役割や位置付けを十分考慮しながら展開され今日に至っている。特に公的機関としての組織体制の確立と事業推進は内外に対して大きな責任と影響力を持つものであるが、相互の文化・生活の尊重、理解とデザイン振興を主眼とした視点と実施内容が基本となる。また、これらの設立経緯、趣旨、事業への取組みから、我が国デザイン界の凝縮された発展の経緯と蓄積を見直すことによって、デザイン本来の役割と更なる可能性を再確認することができる。
- 日本デザイン学会の論文
- 2001-11-30
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