計画住宅地の環境に関する生成的評価構造の抽出 : 居住環境デザインのための生成的評価方法
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概要
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環境行動研究における「居住後評価」の効用は評価で得られた情報の将来活用にあると言われており、活用性の向上のために、様々な方法が考案されている。本研究は、デザイン過程の各段階における必要情報の獲得に有効な評価の方法を探求し、「居住後評価」結果のデザインへの活用性の向上を目指そうとするものである。本稿は、デザイン過程における必要情報についての検討、評価方法の設定、居住後評価の実行(評価対象は計画住宅地)、の順で研究を進めた。設定した評価方法の特徴は、デザイン過程における情報の特性やデザイン段階別の考慮事項を反映していること、居住者の評価構造をデザイン段階の間の関係構造として抽出していることである。抽出された評価構造はデザイン段階別の様々なデザイン方法情報を含んでおり、本研究における「居住後評価」方法の有用性が明らかになった。
- 日本デザイン学会の論文
- 2002-11-30
著者
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