米子市に於ける蚊の季節的消長 (昭和 26 年の調査)
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概要
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蚊の季節的消長の調査は, その純粋の生物学的研究の立場からも必須の研究課題の一つであるが, それ以上に我々衛生動物の研究に従事する者にとつては, 日本脳炎, マラリア, デング熱, 糸状虫症等の病原を伝播するものとしてその防除対策を樹てる上に重要である.この様な見地から従来日本の諸地に於てその調査が行われ既に多くの知見が発表されているが, 蚊の消長は地理的, 気象的要因に影響されて地方地方によつてその趣を異にすると考えられる為, 他の地方で行われた調査の結果をそのまゝ防除の基礎資料として適用する事は合理的でない.山陰に於ては従来この種の調査が余り行われていなくて, たゞ米子市並びに鳥取県日野郡根雨, 生山両地方に於ける蚊に就ての調査が, 当学高木等により昭和22年及び23年の両年に行われ, その分布, 種類, 多寡等が明にされているが, 我々は以上の見地から米子市に於ける蚊の季節的消長を明にする目的で昭和26年には以下の方法で調査を行つた.
- 1957-08-01
著者
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