ヤマトハマダラカ Anopheles lindesayi var. japonicus Yamada の卵について
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概要
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1.ヤマトハマダラカの卵の背面はフロートに殆んど被われ, フリルは両端黒色部の内方, フロート端近くで消失し, 更に両端黒色部の形状を異にする事により, シナハマダラカ, ムサシノハマダラカ及びA. pullusの卵と容易に区別される.2.本種の長さ, 幅, 空気室数, フロート長と卵長との割合は, A. lindesayi原種の卵の夫等よりも大きく, 長さと幅の割合はほぼ等しい.又背面両端の黒色部と中央部の間に於けるくびれは見出し難い.3.本種とA. lindesayiとの種的異同については卵の観察からは充分に判定する事はできないようである.
- 1952-12-25