Simulium (Boophthora) yonagoense n. sp. について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1)米子市及び鳥取市で採集した蚋の1種について, その発育各期のものの形態を記述した.2)本種はsubgenus Boophthora Enderleinに属する事を明らかにした.3)本種をBoophthora属の1新種と認めS. (B.) yonagoenseと命名した.4)吉田のウマブユ飼育法に類似した方法によつて, 本種を実験室内で卵から成虫まで飼育する事に成功した.5)本種の幼虫の期間は飼育温度が10〜15℃では26〜31日, 20℃前後では13〜24日である事を認め, 従来の報告されている他種のそれの知見よりも短い事を明らかにした.6)本種の蛹の期間は10℃前後では9〜12日, 平均10.5日を要し, 約20℃では2〜6日, 平均3日余を要することを明らかにした.7)室内で卵から飼育して得た成虫の大きさは自然界のものと大差なく, また雌雄別の発生数はほゞ同数であつた.
- 1958-04-10
著者
関連論文
- Simulium (Boophthora) yonagoense n. sp. について
- 山陰に於けるブユの生態 (III) (第 10 回大会講演要旨)
- 山陰に於けるブユの生態 (その 1)(第 9 回大会講演要旨)
- 鳥取縣西部地区に於けるブユ(第 8 回大会講演要旨)