南アジア産ヤドリバエ科の 3 新種
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概要
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ネパール, タイおよびインドから, それぞれ次のようなヤドリバエ科の顕著な新種を記載した : Legeriella coxalis sp. nov., Paropsivora asiatica sp. nov., Pales tamilensis sp. nov. Ligeriella属はヨーロッパに分布する種aristataに基づいて創設され, その後もモンゴルから同一種が記録されたのみであったが, 今回第2の種coxalisが旧北区に隣接するネパールから発見された.タイから記載されたParopsivora asiaticaは, 本属としては初めてオーストラリア以外から記録されたもので, 本属の系統関係を考えるうえで興味深い.Pales属は東南アジアから6種が知られているが, 今回インドから発見されたtamilensisは, アフリカ, ヨーロッパ, アジアなどの旧世界から知られるいずれの種とも異なる, 特異な形態的な特徴を持つものである.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1994-12-15
著者
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