水中におけるミヤイリガイ (Oncomelania nosophora) の行動についてミヤイリガイの行動 : I. 垂直分布
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概要
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ミヤイリガイ(Oncomelania nosophora)を実験的に水深10cm, 20cmの水中に浸漬した場合のその行動を追跡して次の如き結果を得た.1) 水深10cm, 20cmの硝子円〓内において水底に置かれたミヤイリガイは, 10時間後にその約半数, 24時間後には約70%が水面を離れた外気中(器壁に附着)に見出された.2) 第1回の実験で実験開始24時間後になお水中に止つていた貝と, 水面より上に見出されたものとを各々再び同様な試験をしてみた結果, この両者の間には水面を離脱する点において有意差は認められなかつた.3) 水中に浸漬した少数の貝についてモデル的にその行動軌跡を追跡して記述した.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1954-03-03
著者
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