日本産アブ科の蛹の形態学的研究 I
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概要
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アブ(Tabanidae)5種の蛹について記載した.記載に用いた標本は, ほとんど軽井沢高原および管平高原の落葉樹林下の腐植土, 沼沢地または小川の堤付近から採集した.5種のうち, マルガタアブ, ジャーシーアブとキスジアブの3種の蛹は未記載である.アカウシアブについては, 記録(大森・斎藤1964)があるが, その記載は簡単である。また, 小川(1959)の記載しているキンイロアブの蛹の形態は, 筆者らの観察したものとかなりちがつている.すなわち, 前者では体表が横皺でおおわれているが, 後者では全体が網状の皺でおおわれている.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1970-01-31
著者
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