コロモジラミの DDT 及び BHC に対する感受性の比較
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概要
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1.大阪市内の浮浪者に寄生していたコロモジラミのDDT, γ-BHCに対する感受性を比較する実験を行つた.2.30分接触させる方法ではDDT10%粉剤でコロモジラミを全死させることはできなかつたが, γ-BHC 0.1%粉剤で殆どの個体が死亡した.3.中央致死濃度LC_<50>はDDTでは7.1%, γ-BHCでは0.028%となり, DDTはγ-BHCの約250倍の濃度を必要とされる.4.DDT10%粉剤の接触時間を増加すると死亡率は増大するが, 2日間の接触で全部死亡する.γ-BHC0.1%粉剤では2時間接触で100%致死した.
- 1959-12-25
著者
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