キチマダニ若虫の吸血と発育における日長の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
キチマダニ若虫の吸血と発育における日長の影響を4つの日長条件(10L-14D, 12L-12D, 14L-10D, 16L-8D)のもと, 25℃で観察した。若虫の飽血率は卵から若虫まで10L-14Dまたは12L-12Dの日長条件に置かれたもので低下した。飽血若虫の発育もまた同じ日長条件で長くなったり, 停止したりした。これらの結果は卵から短日または12L-12Dの日長条件に置かれた未吸血若虫と飽血若虫は休眠に入ることを示唆する。しかし, 10L-14Dの短日条件に置かれたとき, 若虫の飽血率が相当高かったことや, 飽血若虫においてアポリシスの証拠(クチクラの変化)がみられたことから, 若虫の休眠は比較的浅いものと思われる。野外において秋の短日条件で幼虫から脱皮したキチマダニ若虫の大部分は, 浅いとはいえ, 休眠によって成虫にまで発育できないことがあり得る。
- 1998-09-15
論文 | ランダム
- 8014 超高層集合住宅における生産管理に関する研究(その5) : 日報データからみた工数特性(建築経済・住宅問題)
- 複合工法の生産性に関する調査研究 : 都市計画 : 近畿支部
- 第5回ポーランド-日本合同セミナー
- 30a-M-8 衝突電離に伴うカオス的導電率振動の起源と構造
- 8104 集合住宅における複合工法の生産特性について