ビルマ, ラングーン市のドブネズミ Rattus norvegicus の生息状況
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概要
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ラングーンでのドブネズミの地理的分布は市内広くに分布しているとはいえない。産仔数, 頻度とも大であるにかかわらず, 市の港の地区にのみ分布が限定されている。このような状況はHarrison and Woodville (1948,1950)の報告した30年前と大差ない。しかし, その生態は50年前のJollyら(1930/31)の報告と比べ, 今や本種が屋内に棲息する種として定着している点で全く異なる。このような変化は, 多分, 広く分布する穴居性のBandicota bengalensisとの種間競争によるものだろう。ドブネズミが屋内に出現するようになって人への害は増加しているようなので, ネズミに関与しておこる病気の疫学の研究の重要性は少なくない。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1977-12-15
著者
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Naing U
Rodent Control Demonstration Unit World Health Organization
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Walton Dan
Rodent Control Demonstration Unit World Health Organization
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BROOKS Joe
Rodent Control Demonstration Unit, World Health Organization
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Maung Maung
Rodent Control Demonstration Unit, World Health Organization
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Brooks Joe
Rodent Control Demonstration Unit World Health Organization
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Maung Maung
Rodent Control Demonstration Unit World Health Organization