救急現場におけるインフォームド・コンセント
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
適正な医療行為とは,適正な治療目的をもち,患者の承諾を得て適正な手段を用いて行われる.患者の承諾を得ることはすなわちインフォームド・コンセント(IC)である.救急の現場では,上記を満たさない状況下でも,医療行為を開始せざるをえない場合がある.その際に確たる法的責任と義務をもってICを行っているとはいいがたく,改めて救急現場におけるICについて文献的,また法的に考察した.救急現場におけるICを医師は行うよう努力が必要だが,特殊な条件下で行わざるをえず不備が生じる可能性もあり,弁護士の在席も考慮すべきである.ICにより,医療者と患者のよい信頼関係が構築できれば,結果として治療成績の向上にもつながると考えられる.
- 2002-10-20
著者
-
中原 章徳
マツダ病院脳血管内治療部
-
中原 章徳
マツダ病院脳神経外科
-
中原 章徳
マツダ病院
-
浜崎 理
マツダ病院脳神経外科
-
浜崎 理
マツダ病院 循環器科
-
迫田 勝明
マツダ病院 脳神経外科
-
迫田 勝明
マツダ病院
-
加藤 幸雄
マツダ病院脳神経外科
-
若佐 友慶
マツダ病院脳神経外科
関連論文
- 甲状腺未分化癌の選択的動注化学療法
- 頭蓋内外に転移したhemangiopericytic meningiomaの1例
- 急性頭蓋内血腫に対する外減圧術後に発生した慢性硬膜下血腫
- 30P3-144 病棟内服与薬管理業務における与薬エラー防止に向けた薬剤師の関わり : シックスシグマの手法を用いたリスクマネジメント活動(リスクマネジメント,医療薬学の扉は開かれた)
- 頚動脈・海綿静脈洞瘻(Carotid-Cavernous Fistula;CCF)の診断と治療 (眼球突出)
- 3-dimensional CT(3-D CT)reconstruction の頭蓋底病変における有用性
- 成長ホルモン産生下垂体腺腫に合併する高プロラクチン血症発症の病態に関する内分泌学的ならびに組織学的研究
- 松果体部腫瘍 (内分泌疾患診療の進歩)
- 下垂体腫瘍の診断 (映像診断--適応と限界-2-)
- 下垂体腺腫のCTによる診断 (下垂体疾患)
- 松果体部腫瘍 (臨床医に必要な内分泌疾患の知識)
- 頸動脈ステント留置術後に急速増悪した全身性コレステリン塞栓症の1例
- 症例報告 中大脳動脈塞栓症に対して血栓吸引法にて再開通療法をおこなった1例
- 症例報告 Burr-holeを介して豊富な新生血管が発達した成人もやもや病の1例--burr-hole methodの有用性について
- 症例 N-butyl cyanoacrylate(NBCA)による経動脈的塞栓術の後にガンマナイフ治療を行った横・S状静脈洞部硬膜動静脈瘻の1例
- 症例報告 急性頭蓋内内頸動脈T型閉塞に対して脳血管内治療を行った1例
- 救急現場におけるインフォームド・コンセント
- 重症ペニシリン耐性肺炎球菌性髄膜炎に対し持続的バンコマイシン脳室-脊髄腔灌流療法が著効した1成人例
- 頚動脈動脈硬化性病変に対するstentを用いた血管形成術
- 脳梗塞発症後の患者の自尊感情と関連要因
- 脳梗塞発症後の患者におけるRosenberg自尊感情尺度の信頼性・妥当性
- Phase contrast MR angiography を用いた脳血流動態の解析 : Phase image による血流方向の検討
- シックスシグマによる病院改革 (特集 病院経営メソッドの事例研究)