Intracranial subfrontal schwannomaの1例 : 放射線学的特徴について
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概要
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頭蓋内に限局したsubfrontal schwannomaの1例を報告し, 放射線学的特徴について言及した.症例は27歳の男性.主訴は頭痛と視力障害, 左嗅覚脱失と両側うつ血乳頭を認めた.von Recklinghausen病なし.MRIでは左前頭蓋底からの直径8cm頭蓋内脳実質外腫瘍がT2強調像を高信号を呈し, T1強調造影像で被膜は強く, 内部は不均一に造影された.dural tailはなく, 脳血管写でtumor stainもなかった.頭蓋内subfrontal schwannomaの報告は過去7例にとどまるが, 比較的若年者に多い前頭蓋底腫瘍である.MRI, 脳血管写が嗅窩部髄膜腫との鑑別に有用と思われた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1999-08-20
著者
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山本 清二
浜松医科大学 光量子医学研究センター
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山本 清二
清水厚生病院脳神経外科
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山本 清二
浜松医科大学脳神経外科
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佐藤 晴彦
宝美会総合青山病院脳神経外科
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財津 寧
宝美会総合青山病院脳神経外科
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山本 清二
浜松医科大学
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