脳卒中患者の肺塞栓症における経皮的下大静脈フィルター留置術
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概要
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脳梗塞後,麻痒側下肢の深部静脈血栓症による肺塞栓症をきたしたため,再発予防を目的に経皮的下大静脈フィルター留置術を施行した2症例を報告した.一般的な,3ヵ月以上に及ぷベッド上安静と,強力な抗凝固療法による内科的な肺塞栓の再発予防法に比べ,フィルター留置後,早期の離床とリハビリの再開が可能で,神経機能の悪化が避けられた.脳卒中患者は,致死的な疾患である肺塞栓症のhigh risk患者である.本邦でようやく保険適用になった経皮的下大静脈フィルター留置術の脳外科疾患患者における有用性と,その適応について検討した.
- 1995-11-20
著者
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