脳虚血急性期患者の治療方針決定に必要な検査内容と手技 : 内科の立場から
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概要
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ブレインアタック時代の脳梗塞は,治療によって治すことが目標である.治療効果が期待できるtime windowはこく短時間に限られており。penumbraの領域は治療効果の期待できない不可逆的領域に置換されていく.速やかに診断し発生機序,臨床病型,閉塞血管と責任病巣の広がりをとらえること,さらに,治療開始後も症状が進行する症例では,その病態を的確にとらえることが重要である.短時間に正確な病歴聴取,vital signと神経学的重症度のcheck,心電図,採血を行い,血栓溶解療法の適応決定のため,虚血病変の検出,penumbraの広がり,さらにviabilityの推測等を目的としてCT,MRl,SPECT,PET,脳血管撮影などの検査計画を効率的に実施していく.そのためには脳卒中専門医としての知識と各職種間の密接なチームワークが必要不可欠である。
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2002-09-20
著者
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