虚血発作後早期 (7日以内) に行った頸動脈内膜剥離術の経験 : 特に emergency carotid endarterectomy の適応について
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概要
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急性期のcarotid endarterectomy(以下,CEA)の経験より,特にemergency CEA(以下,Em-CEA)の適応・有効性につき検討を行った.Em-CEAを行った症例は血管写上90%以上の高度狭窄を認めた6例で,臨床症状はcrecsendo TIA's(以下,CrTIA's)3例,stroke in evoIusion(以下,SIE) 3例であった.術前のCTで新梗塞巣は認めず,最終発作よりCEAまでの平均日数は3日であった.Perioperative morbidity & mortalityは0で,術後,全例症状は消失し,血管写でも術側内頸動脈は全例開存していた.今回の検討では,Em-CEAはthrombo-embolic factorによると思われるCrTIA'sおよびhemodynamic factorによると思われるCrTIA's,SIEに有効と考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1993-10-20
著者
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