情報科学技術政策と政府の意思決定構造変化について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
企業活動がグローバル化し, 政策ニーズが多様化する経済環境において, 政府はより柔軟かつ迅速な政策対応が求められており, 新しい政策意思決定メカニズムを構築することを要求されている。特に科学技術政策のように, 政府と民間企業の協調的関係, 競争的関係が交錯している政策分野においては, 年々その要求は強くなっていった。この中で, 情報科学技術分野のように, 急速なイノベーションが起こっている分野では, 政府は, 効果的な技術戦略を策定することが必要となり, これに合わせた科学技術振興策を構築していかなければならない。本稿では, 産業構造変化が激しいとみなされる情報科学技術分野の対応を取りあげ, 科学技術政策における政府の意思決定構造変化について論じる。
- 2000-10-25