貨幣の時間価値によるR&Dの費用効果分析
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概要
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この論文では、現在価値分析と呼ばれる財政手法を取り入れたR&Dの費用効果の評価手法について考察している。そのために、この論文での費用効果評価には、貨幣は時間価値を持つという概念に基づいた割引キャッシュフロー手順を組み込んでいる。この概念は「貨幣の時間価値(TVM)」と呼ばれ、R&Dのコストや収益に関わるタイミングやさまざまなリスクレベルを考慮したものである。この方法を実際に製品指向の(product-oriented)R&Dの評価に適用することにより、著者は、時間やリスクに敏感なハイテクのR&D,またコストに敏感なグローバルな資本市場において特に、TVM概念は客観的なR&D評価への光明を与え得ると結論づけている。
- 研究・技術計画学会の論文
- 1990-03-20
著者
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Katz Leonard
Mcclloch C1-5 Harvard Business School
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Kuwahara Y
Hitachi Ltd. Tokyo Jpn
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Kuwahara Yutaka
Head, RD Administration Office, Central Research Laboratory, Hitachi Ltd.
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Kishi Hisao
General Administration Dept., Central Research Laboratory, Hitachi Ltd.
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Kishi Hisao
General Administration Dept. Central Research Laboratory Hitachi Ltd.
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KUWAHARA Yutaka
Head, R&D Administration Office, Central Research Laboratory, Hitachi, Ltd.