International Activities of R&D in Respect to Japan : Seen from the standpoint of the private company Daimler Benz(<特集>科学技術の国際協力)
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概要
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日本は、経済的・技術的に非常に活動の盛んな地域の中で、中核的存在になった。この地域の重要性については、経済学者、科学者、そして政治家が、この数年来、等しく認めてきたところである。R&Dの世界では、日米欧の三極からものを考える傾向にあるが、日本は、いまや米欧とともに技術的リーダーの地位にあり、米欧と対等でさえある。日本は、戦後の、そして新しい時代の幕開けの変化の時を迎えている。ヨーロッパについても同じことが言える。EC統一が近づくにつれて、変化が始まっている。多くのヨーロッパの企業は、ヨーロッパの巨大な市場に対し準備しているし、また、生産物やマーケティングに関して、来るべき、より国際的な時代にも備え始めている。この論文は、いくつかの基本的な考えと、ダイムラー・ベンツ社の研究部門がこれらの変化にどのように新しく対応しているかについて説明する。日本において、国際的R&D活動を行うにあたって期待されるいくつかの利点と困難についてリポートする。さらに、企業における変化の傾向と、そしてまた、ハイテク部門に重みが増しているこの時代に合った市場のグローバリゼーションについて考察する。
- 研究・技術計画学会の論文
- 1990-03-20