東南アジア産イネ科およびカヤツリグサ科の新種
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概要
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京都大学から送られた東南アジアのイネ科とカヤツリグサ科を調べたが,その中に上記の新種と思われるものがあったので記載した.Eragrostis udawnensis は花序が細く,小穂が大きくて,数が少なく,淡紫色をおびている.Carex platyrhina はインド方面にあるCarex courtallensis に近い所もあって,雄花鱗片は僧帽状になっている.その外形は台湾などにもあるアリサンスゲににているが,花胞の形,小穂の雄雌性であることなどで全く別物と考える.終りに上記材料を採集された方々に深謝する.この研究は文部省科学研究費総合研究,研究課題番号4089東亜関連植物の研究の研究費によったものであることを付記する.
- 1967-05-31