ソフトウェア特許
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
特許法によるソフトウェアの保護に関し,ソフトウェア特許の不明確な事項(特許法の役割,自然法則の利用性,ソフトウェアが扱う主題の特許としての適合性)について検討し,公告例や出願傾向をもとに導出した以下の点について論じた. (1)ソフトウェア特許によって,研究者・技術者がソフトウェアを保護する上で指針となるように,特許法と著作権法との関係や役割を明らかにする. (2)自然法則の利用性と主題としての適合性の2つの観点からソフトウェア特許を分析・整理し,ソフトウェア特許の分類モデルを導出し,このモデルによりソフトウェア特許の範囲を明確化する. (3)上記モデルと具体例をもとに,ソフトウェア特許の範囲が技術の進展と共に拡大し,特許が見直されてきたことを示すと共に,研究者等への影響等を明らかにする
- 一般社団法人日本ソフトウェア科学会の論文
- 1990-04-16