国際合弁企業における「日本型生産システム」移転の成功要件 : 日韓合弁電機メーカーの事例を中心として
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概要
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最近のわが国製造企業の海外進出は、デフレ対策が多い。そのため、東アジアにおける、一定の品質水準の生産体制を持ち、かつコスト引き下げのノウハウを持った有力企業との合弁が眼につく。ところで、彼らはどのようにしてわが国企業が組めるほどの品質管理を含む生産体制を築いたのであろうか。1980年代後半からわが国の製造企業は、制度的理由から合弁形態による進出を行った。しかしその後、政治・経済上の諸理由でノウハウ・設備が現地資本の手にわたったものも少なくない。その内のいくつかは独自の経営的な工夫と努力を加えることで、優秀な生産システムを持った企業に発展している。ここでは、電機企業を例に、システム移転にあたってどのような配慮が行われたのか、を紹介し検討することで、現在にも通ずる留意点を抽出してみたい。
- 2003-10-24
著者
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