コンプライアンス〈法令遵守〉徹底には内部告発者の法的保護を!!
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
企業等は法律遵守をしなければ存続し得ないということを最近の企業不祥事は示している。従って、経営学は経営戦略を説く前にまずコンプライアンスの大切さを説かなければならない。何故ならば企業の存続無くして経営戦略は無いのだ。まず、法令違反が多発する背景は何か、それは企業を例にとれば、組織の欠陥、例えば内部での法令違反のホットライン制度の不在、企業にとって不都合な情報の抑え込み等である。それが内部告発を誘発することに繋がっている。企業はこの事に気付かないか、やる気がないのは利益第一主義を採っており、企業は社会の公器であることの認識か無いからである。このことを社会から見れば、企業が自社の利益のため社会に害毒を流す事は断じて許してはならない。この防止策は取引先や株主, 金融機関からのボイコット、訴訟になった時の裁判書の判断であるが、コンプライアンス徹底には更にその教育と内部告発者の手厚い法的保護である。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2003-10-24