経営者のキャリアにおけるメンターの役割と影響 : 日本経済新聞『私の履歴書 経済人』の分析から
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概要
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キャリア開発の指導者や支援者であるメンター(Mentor)の研究は、1970年代後半頃より、主にアメリカでその存在と影響について実証研究が進んできた。メンター研究は、日本でも遅れて1990年代に入ってから実証研究がはじめられたが、経営者のキャリアにおけるメンターの役割と影響を研究したものはほとんど存在しない。そこで、メンターをキーワードに、日本人のキャリアへの役割と影響について、日本経済新聞の『私の履歴書経済人』を資料として、主に昭和時代に活躍した経営者168人を対象として分析した。分析方法は、資料をもとに、168人の経営者の年代、学歴、キャリアの類型、メンターの有無、メンターの影響度などをデータとして入力し、それぞれに意味のある相違があるか、関連があるか分析を試みた。また、顕著な事例をいくつかとりあげてさらに分析することとした。
- 1999-06-25