場とコラボレーション
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概要
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企業や組織の枠を越えて、しかるべき人たちを結集し、コラボレーションを推進するためには、「場」の設定と運営が必要である。社会的な活動が行われ、社会的に影響を及ぼす場(社会的な場)には、(1)複数の人たち、(2)コンベンション、(3)共通の認識、(4)コミットメントが関係しており、そして、特定の(社会的な)場には、(1)複数の人たち、(2)アジェンダ、(3)共通の認識、(4)コミットメントが関係していると考えられる。そのため、場を設定する主催者がアジェンダを決め、場に必要な施設や道具などの施設管理者が施設環境の整備をすることによって、場の設定が可能になる。場では、実際に活動するプレイヤーばかりでなく、ゲーム(プレイ)の管理者やメタプレイヤーの役割をはたす人が必要である。そこでの活動によって情報を形成することができる。したがって、場を活用することによって、コラボレーションによる新たな価値の創造を行うことが可能となる。そのためには、テーマの設定と知的能力を発揮させるための道具が必要である。このように場を設定することによって、コラボレーションが可能になる。そこでは、メタプレイヤーやゲームの管理者としてのマネジャーが重要となる。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2001-10-05