意識調査に基づく日本人観とタイ人観の比較研究 : 働く場における自覚像と期待像のギャップから
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概要
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我々が無意識にもつ相手への一方的なイメージ(期待像)と現実とのギャップは、不要なマイナス感情を生む原因である。自分は相手をどのように見ているのか、相手は自分をどのように見ているのかを知ったうえでコミュニケーションをはかることは、異文化摩擦回避に有効な方法である。異なった文化背景をもつ労働者が同一組織内でともに働く場合に生じる異文化摩擦の要因には、仕事を行う上での「方法・行為」の違いに基づくもの、「考え方・発想」の違い、あるいは日常での「習慣・宗教」の違いなどがあげられる。本研究では、異文化摩擦の単純だが根深い要因のひとつである「心理的・感情的」な問題に焦点をあてる。本研究では、多くの日本企業が進出しているタイをケースとしてとりあげ、日本・タイ両国で実施された日本人観・タイ人観に関するアンケート調査の結果をイメージギャップという視点から報告する。
- 日本経営教育学会の論文
- 2001-10-05
著者
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