ケース・メソッドの課題と展望
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概要
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周知の如く、実践経営とは、経営体における実践的問題性とその解決要請を重視するものであり、経営目的、経営組織、経営行動のいわば三身一体的複合体としての企業体(経営体)を主たる研究対象とする実践経営学と深くかかわるものである。この点に関しては、日本経営教育学会初代会長山城章博士は、既に多くの示唆をわれわれに与えて下さっているが、発表者は、山城章博士の実践経営学の実践化への適用を強く意識しながら、経営教育手法の一つの方法であるケース・メソッドを中心に取上げ、かつてハーバード経営大学院で研究した発表者の経験を踏まえながら、ケース教育の意義とその教育効果に触れ、あわせて、わが国に近年設立された中小企業大学校(中小企業庁、中小企業総合事業団運営)においてのケース・メソッド教育を通じて、わが国におけるケース・メソッドの課題と今後について取上げてみたい。
- 日本マネジメント学会の論文
- 1999-10-30
著者
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