実践的なEVMの活用方法(<特集>EVMと進捗マネジメント)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,EVM(Earned Value Management)を正しく理解し活用するために,背景,概要,メリットを紹介した上で,実施方法を説明する.EVMを実施する際のポイントを以下に示す.・精度の高いベースライン(基準線)を設定すること・リザーブ(コスト及びスケジュールの予備)は,ベースラインに含まず,工程ごともしくはプロジェクト一括で別に確保すること・コスト,スケジュール及び品質は相互に影響しあうため,パフォーマンスを測定する指標は,品質を確認できること・作業計画やプロジェクト完了後の評価結果の情報を蓄積し,以降の類似プロジェクトに活用すること また,発注者が受注者のパフォーマンスをマネジメントする手段として,EVMを活用するケースも多くなると考えられるため,EVMのメリットを最大限に発揮させるために必要と考えられる前提事項についても紹介する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2003-06-15
著者
関連論文
- EVMにおけるクリティカル・チェーン法の適用と有効性(プロジェクトのスケジュールを最適化する)
- 1104 EVMにおけるクリティカル・チェーン法の活用方法と有効性(一般セッション)
- 実践的なEVMの活用方法(EVMと進捗マネジメント)
- 1207 EVM の動向と導入時の課題