熱帯地域における農作物の洪水被害について : 第1報 ボリビア共和国サンタクルス州北部の事例について
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概要
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多くの熱帯地域で毎年洪水が発生し, 農産物が多大な被害を被っている.これらの被害を軽減させ, 安定した生産を確保することは各洪水地域の大きな課題となっている.しかしながら, 農業地域での適切な洪水対策を立案するための作物の被害特性等基礎的な資料がほとんどみあたらない.したがって, 洪水の経済的な対策を立案するために, 洪水形態と作物の被害との関係を明らかにしようと試みた.第1報ではBalivia共和国Santa Cruz県北部の事例についての調査結果を報告した.Santa Cruz県の主な栽培作物であるサトウキビ, ダイズ, 陸稲, トウモロコシについて調査したところ, 全ての作物について洪水の被害は浸水期間より浸水深との相関の方が高いことを明らかにした.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1997-09-01
著者
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細野 道明
株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル
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古川 隆司
株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル
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土田 和弘
株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル
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田中 元
株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル