ハイマルチプレックス駆動SH(Super Homeotropic)LCD(<論文特集>Japan Display'89)
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概要
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昨今, 2層STNやECBモードおよび垂直配向を用いたCSHにより, 単純マトリクスLCDの視認性が大きく向上してきている.しかし, フラットパネルディスプレイの分野において, より多くの情報容量という市場の要求に応えるためにはハイデューティでの駆動性が問題となってくる.そこで, 今回我々は以下に記すアイテムを適切に組み合せた技術を開発した.(1)透過率を保持する高複屈折液晶材料(Δn>0.2), (2)ハイマルチプレックス時でも高コントラストをもたらす高アンカリングおよび低チルト角を持つ垂直配向(チルト角≦0.75°), (3)セルの高Δndに対応するハイリタデーションを持つ光学補償板.その結果, 1/480というハイデューティにもかかわらず, コントラスト≧10/l, レスポンスタイム≦100ms, 広視認角, 8階調表示を実現し, 高視認性が得られた.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1990-05-20
著者
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相澤 定宣
スタンレー電気株式会社技術研究所
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Clerc J.F.
スタンレー電気株式会社技術研究所
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山内 繁和
スタンレー電気株式会社技術研究所
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Duchene J.
フランス原子力庁薄膜・マイクロテクニクス部