PAL方式文字放送の多重音声システム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
PAL方式テレビ映像信号のHBLのバックポーチ部分に, 3〜4種類のADM音声番組信号が伝送できる.適応型シラブル圧伸デルタ変調(ADM)方式を採用した実験システムの音声信号レベルのダイナミックレンジは45dB以上で, ひずみは4%以下となる.初歩的な実験の結果, ADM-HBL多重音声システムは, 現行テレビ放送および文字放送と両立性を持ち, その音質は文字放送などに添える音声としては充分である.そして, 音声信号を文字信号と同様の信号形式で重畳し, 受信回路の一部を共用することにより, 受信機は簡単になる.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1988-02-20