高データ信頼性を実現した追記型光ディスク装置
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
記録データの高信頼性を得ることを目的に, 新しい追記型光ディスク装置を開発した.記録の原理に, 2種の薄層が合金化したときの反射率変化を利用する合金モードを採用した.直径30cmのディスクのCAVモードで2.2Gバイト, CLVモードで3.3Gバイトの記録容量を持つ, データの誤り率は, 強力な誤り訂正符号の採用により, 磁気ディスクなみの10^<-12>以下に抑えることができた.不良セクタに対しては, 装置がこれを検出し, 交代セクタへの移動制御を行う.70℃, 90%の加速試験で室温に比べ200倍以上加速されると推定し, データ誤り率を評価した結果, 30年相当の試験後も顕著な差が見られず, 長期保存が可能であることを示した.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1986-06-20