シャドウマスク管の局部ドーミング現象に関する理論検討
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概要
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シャドウマスクの局部的熱変形のために生ずる局部ドーミング現象を軸対称系の下で解析し, 受像管の各種構造寸法および性能との関連を明確にし, 局部ドーミング現象の軽減策の方向づけを行った.すなわち, (1)シャドウマスクの板厚が厚い方が有利, (2)シャドウマスクの曲率半径をできるだけ小さくする, (3)孔の透過率は変形量に無関係だが孔のテーパーは小さい方が有利, (4)熱幅射を大きくする, (5)局部ドーミングにより最高輝度が制限されているときは孔径に最適値が存在する.ドット型のシャドウマスク管に限定して論述してあるが, 結論はそのままスロット型のものへも適用できる.
- 1977-06-01
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