粘性現像法
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概要
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これは処理液に適度な粘度をもたせてフィルム乳剤面にぬり, 高温で短い時間のうちに現像処理をすますことができる新しい方式である.現像機の機構とあいまって, 処理液は乳剤にぬられるまで空気にはまったくふれず, また, 疲労した液は温湯で洗い流され, いつも新しい同じ品質の液が作用するので, 処理管理が非常に容易である.今回のオリンピック放送においては, 現像技術者なしに録画フィルムは全部この方式で処理された.テレビフィルムの現像処理の合理化, あるいは, たまにしか処理を行なわないような現像場, その他いろいろの方面で今後有望な方式である.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1965-04-01
著者
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