スーパーオーディオ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在のディジタルオーディオの流れは多岐にわたり, 各ポジションでより精緻な進化を遂げている.データ圧縮とクオリティの共存技術(AAC), 伝送レートを押さえ明瞭な音声信号を扱う技術(MPEG-4)等が上げられるが, もう一つの大きな流れは「より精細な原音の再生」を目指したダイレクトストリームディジタル(DSD)技術である.本稿では, これまでのディジタルオーディオに付随する概念を大きく超えた高ダイナミックレンジ(120dB), 広範な周波数特性(100kHz)を有する音声信号再生が可能となる「スーパーオーディオCD(SACD)」を例に, 権利保護を含む各種構成技術について解説する.また, コンテンツ制作の技法を具体的に解説しながら, 本技術の今後の可能性について述べる.
- 2001-12-01