高分子系材料の熱分析
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概要
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高分子系材料の種類は非常に多い。用途も日常生活品から航空宇宙分野まで, 非常に広い範囲で使用されている。本格的なマルチメディア時代を迎え, 映像, 音声, データを保存する大容量記録媒体に対しても, 高分子系材料は欠かせない存在となっている。すべての物質の性質は温度により変化する。例えば, CD-RやDVD-Rなどのメディアでは有機色素の熱特性を巧みに利用している。高分子系材料は記録材料の母材として用いられており, 熱可塑性, 熱硬化性と大別されるように, 熱的・力学的性質のキャラクタリゼーションが必要不可欠である。ここでは, 代表的な熱分析装置であるDSC, TG, TMA, DMAについての概略とその特徴的な応用例を紹介する。
- 一般社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1998-12-11