マルチメディアIPパケットの無線伝送用ARQ方式の検討
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概要
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有線系に比べて誤りが多い無線伝送路で、従来のARQにより音声や画像などのマルチメディアIPパケットをエラーフリー保証で伝送すると、再送制御に伴う伝送遅延の増大が問題となる。本報告では、この問題を改善するため、受信バッファ状態に基づいた有限回再送制御により伝送遅延を抑制するARQ方式を提案する。PHS回線を想定した計算機シミュレーションにより、提案方式の伝送特性とH.263動画像パケット伝送ヘ適用する際の効果とを評価した。その結果、提案方式は、実効転送速度が符号発生量の98%程度に低下する状況下で、画質劣化を低く押さえつつ、画像フレームの平均伝送遅延を従来方式に比べて2分の1以下に低減できることを確認した。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1998-11-27
著者
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