山岳伝搬がデジタル信号の偏波面に及ぼす影響について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
地上デジタル放送ネットワークにおけるチャンネル選定において、同一チャンネルによる混信の軽減対策として、異種偏波を適用することがある。異種偏波妨害波に対する受信アンテナの低減効果は、妨害波の到来方向に関係無く16dBとして混信予測しているが、山岳回折を受けた到来波に対する低減効果を調査し、山岳回折・反射等を伴う伝搬の場合には、偏波面の乱れが予想され、期待する偏波面効果が得られないことを確認した。また周辺建造物の影響が強い場所では、偏波面効果が悪くなる傾向を確認した。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2001-10-29