複数選択処理を用いた静止画像の脳内表現
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概要
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視覚情報をまびく役割を果たすと考えられる、人間の初期視覚についての工学モデルを提案している。この工学モデルは特徴モジュール部、顕著性マップ作成部、選択処理部から構成される。まず多解像度処理された入力画像が各特徴モジュールに同時に入力される。各モジュールでは特徴の抽出処理を行い、それらを統合することで多解像度化された顕著性マップを作成する。次に低解像度の階層から順に選択処理を実施し、選択した場所はより高い解像度で、抑制した場所はそれより低い解像度で描写する。これが提案する脳内表現である。選択処理は複数選択処理(Winners-Share-All:WSA)によって実行する。WSA用いることにより、脳内表現の時間分解能、及び空間分解能を表現することが可能となった。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1999-11-20
著者
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