キヤノン・レーザー・コピアNP-9030の画像形成<"高品位画像技術"特集>
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概要
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高品位画質、多機能、拡張性に富むなどの特徴を有したデジタル複写機NP-9030を開発、実用化した。原稿をCCDラインセンサーで400dpiの解像度で読み取り、64階調の信号処理を行なう事により、アナログ複写機では得られない高品位な画像形成を可能にした。一方、独自の成膜技術により、高感度、耐久性に優れたA-Si(アモルファス・シリコン)感光体の量産化を実現した。さらに、30枚/分(A4)の高速複写システムに適応できてしかもコンパクトな、半導体レーザーを用いたレーザー走査光学系を実用化した。NP-9030はマスキング、トリミング等アナログ複写機にはない種々の機能を有するだけでなく、電子メール、電子ファイル、超高速ファクシミリ等、将来の事務機システムの展開にも容易に対応できる。
- 一般社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1984-11-00