有機色素を用いた光モード超解像再生
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概要
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有機色素の可飽和吸収現象を利用して光ディスクの超解像再生を行った。信号が既に記録されたいわゆるROM Diskの信号面に、シリコンナフタロシアニン誘導体をポリマーに分散させた可飽和吸収色素層を形成し、波長780nmのレーザで再生したところ、その再生光ピックアップ光学系が持つ、回折限界(1360mm^<-1>)を超える空間周波数の信号(1670mm^<-1>)をCNR45dBで読み出すことができ、超解像再生が起きることを実証した。現行のコンパクトディスクの2倍の線密度で記録したEFM信号が再生でき、その実用性が検証できた。
- 1996-03-08