通信会議システムにおける拡声通話系のハウリング防止についての理論検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
テレビ会議システムに代表される通信会議システムにおいて使用される拡声通話系においては, スピーカにより再生された音声がマイクロホンにより受音されると音響的閉ループが形成されて, ある条件を満たすとハウリングが生起し, 通話品質を劣化させるという問題を含んでいる.本論文では, 複数対地間通信会議システムにおいて音声のハウリングを防止して良好な通話品質を確保するための拡声通話系の設計についての理論検討結果を述べている.その結果, 複数対地間を結んだ通信会議システムにおける再生音圧の一般式を導出するとともに, 拡声通話系の設計法は各会議室単独に音響設計するのが適切であること, 対地間数に反比例させて各会議室のスピーカを駆動する増幅器の増幅率を小さくするように制御することにより, ハウリングを生起することなく常に一定の再生音圧が得られること等を明らかにした.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1988-03-20
著者
-
若菜 忠
日本電信電話公社武蔵野電気通信研究所
-
若菜 忠
日本電信電話公社 横須賀通信研究所
-
若菜 忠
日本電信電話株式会社ヒューマンインタフェース研究所
-
山本 豊
日本電信電話株式会社通信網総合研究所
関連論文
- 図形世界を話題とした質問解答システム
- 8-5 表示(8.材料およびデバイス)(テレビジョン年報)
- 図形・画像データベース技術 (データベース技術)
- 第12回画像工学コンファレンス
- 通信会議システムにおける拡声通話系のハウリング防止についての理論検討
- 直線配列音源の近傍音場特性