高精細度動画像対応の適応ブロック分割圧縮符号化装置(<論文特集> ディジタル伝送)
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概要
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医用分野での用途に適した機能を持つ圧縮符号化方式を考案し, 高精細度画像を動画記録する機能確認用装置を試作した.医用画像は, その表現に10〜12ビットの多階調処理が必要であり, また, 特定の数フレームのみが利用されるという特殊性を持つ.これらの点を考慮して, 本装置は, 演算処理が少ない特徴を持つ適応ブロック分割符号化を基本方式とし, 符号化データを一定量に制御する機能を追加した, フレーム内符号化を採用している.本装置を用いて, 有効画素1344×960画素の高精細度カラー動画像を圧縮伸長し, D-2ディジタルVTRに記録できることを確認した.数種の画像に対する動画対応の処理結果は, 圧縮率1/10.5の条件で原画像と復号画像との平均2乗誤差をNとしたS/Nが40dB以上であった.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1993-10-20
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