7-18 ファイン、スローモーション
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概要
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ヘリカルスキャンVTRにおいて、テープスピードを記録時より遅くすることにより、スローモーション再生は可能であるが、記録時とのテープスピードの差の分だけ、トラックの傾斜に差が生じることにより、必ずどこかでトラックとトラックの境界を横切るノイズが出る。そこでヘッドを幅方向に動かし、常にトラックの中央を走行する様制御する方式もあるが、ここでは、次の様なシンプルな構成で、アジマス2ヘッド記録方式の特徴を生かして、ノイズのないスローモーション(ファイン、スローモーション)を行ったのでのべる。(1)トラックとトラックの境界を横切る時、ノイズが出ない静止画再生(ノイズレス静止画)を行う。(2)テープをノイズレス静止画の位置から、ヘッドの回転に同期して、トラックとトラックの境界を横切らない様に動かし、再びノイズレス静止画の位置に、再生コントロール信号を利用して停止させる。(3)上記(1), (2)を交互に繰返し、その繰返し時間比を変えて、任意のスローモーション再生をできる様にする。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1980-06-20
著者
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